更新日 平成25年12月27日
実はワシは2年ほど前、脳梗塞で倒れましてな。心臓も悪くて実は病院にも通っておる。ワシとて不安でいっぱいじゃ。ただ、ワシはこの世での自らの役割というものをわかっておる。生きるということは、欲望を追求したり、よりよい生活を求めたり、ただ長生きをすることだけが、その目的ではない。人間、生まれてきた以上、一つの責任を負う。それは過去から未来への仲立ちである。先祖から受け取った目に見えないさまざまな宝に磨きをかけ、よりよき未来に渡すことである。だから、ワシは自らの責務を全うするため、命をかけて子供たちのために尽くすのである。
<出会いは人生の宝船>
少年よ、少女よ、孤独に1人で悩まず、まず、森に足を運ぶのじゃ。元気が出るまでゆっくりするが良い。仙人は子供の味方であるぞ!
<大人が感化すべし>
大人たちが自らの身を律して正しい手本を示さない。また、躾をしない(躾とは稲の苗を縦横を正しく、曲らないように植え付ける意味じゃ。ちゃんと躾をすれば稲も人間もまっすぐ伸びるのじゃ)ので、子供たちは善悪を判断できない。だから、悪い方向に進む。子供たちがおかしくなっていくことを大人たちは、「どうして・・・」と考えたことがありますか! 大人が率先して体験し、体感し、そして自ら感化することによって、はじめて子供たちに正しい心を伝えることがでる。大人たちはまず、その事を悟るべきじゃ。ただ、大人の論理を子供たちに押しつけても子供には伝わりませんぞ。
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